私は、脇汗(汗の量)に悩んでおり、ジャケットまで湿ってしまい困っております。
なお、夏場よりも秋から春にかけてのほうが症状がひどくなっています。
スーツを着た際など非常に不快ですので手術を行いたいと考えておりますが、どの施術が合っていますか?
また、溶解糸などを使用し、抜糸を省略可能でしょうか?
ドクターからの回答
西田 真 医師
多汗症でお悩みのご様子ですね。
手術を考える上で大事なことは、特有の臭いが困る腋臭症なのか、汗の多い多汗症なのかの見極めです。
腋臭症であればアポクリン腺が多いことが原因ですので、マイクロリムーブ法で改善可能です。
ですが多汗症の場合、エクリン腺を除去すべきなのですがエクリン腺は小さく真皮に埋もれているため、除去はなかなか困難です。
これはマイクロリムーブ法であれ何の術式であれ、手術の限界です。はじめはよいのですが、半年ほどするとじわりと再発し、7割がたは戻ってくることが多いです。
従って多汗症の場合は、半年しか持続しませんが傷をつくらずに済む分、ボトックスの注射のほうがbetterと思います。
抜糸はかならず必要です。術後3日目のガーゼ交換、7日目の抜糸で通院していただきます。腋臭症の手術は他の手術に比べて、術後の処置がとても大事です。
ということで、手術が必ずしも最適解ではありませんので、よくご検討ください。
お困りでしたら一度ボトックスを施術してみられるのもいいと思います。
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