
汗腺には、全身にある「エクリン汗腺」と、ワキなど限られた場所にある「アポクリン汗腺」があります。ワキガのニオイに関係するのは、主にアポクリン汗腺です。
ワキガのニオイは、汗そのものではなく、汗に含まれる成分と皮膚の菌が関係して生まれます。
ここでは、汗腺の種類・ニオイが発生する仕組み・体質や遺伝との関係を、基礎からわかりやすく解説します。

基礎メカニズム
ワキガのニオイは、汗そのものが強くにおっているわけではありません。
アポクリン汗腺から出た汗を、皮膚にいる常在菌が分解することで、特有のニオイが生まれます。

汗腺には、全身にある「エクリン汗腺」と、ワキなど限られた場所にある「アポクリン汗腺」があります。ワキガのニオイに関係するのは、主にアポクリン汗腺です。

アポクリン汗には、たんぱく質や脂質などが含まれています。分泌された直後はほぼ無臭ですが、ニオイのもとになりやすい成分を含んでいます。

皮膚にいる常在菌が、アポクリン汗に含まれる成分を分解することで、ワキガ特有のニオイ物質が発生します。
体質と遺伝
ワキガは、病気や感染症ではなく、生まれ持った体質のひとつです。
汗腺の数や働きには遺伝が関係しており、耳垢の状態とも深い関係があります。

アポクリン汗腺の数は、生まれた時点でほぼ決まっています。後から急に増えるものではなく、体質としてもともと備わっているものです。

ワキガ体質は、親から子へ受け継がれやすい性質があります。家族にワキガ体質の人がいる場合、自分にも同じ傾向がある可能性があります。

ワキガ体質には「ABCC11」という遺伝子が関係しています。この遺伝子は、ワキガ体質だけでなく、耳垢が湿っているか乾いているかにも関わっています。
ワキガは、汗・菌・体質が関係して生まれるニオイです。
不潔にしているから起こるものではなく、生まれ持った体質の影響が大きいとされています。
正しく仕組みを知ることで、自分に合ったケアや治療を考えやすくなります。